【ベッドの基本】種類や形状・選び方のポイント

さまざまな意匠のベッドがありますが、おすすめなのは北欧デザインです。北欧デザインは統一感がなくても、どんな室内インテリアスタイルにも似合うように出来ています。

機能に優れデザインも優秀です。シンプルで奥の深い生活スタイルになります。

北欧デザインはシンプルなスタイルと、個性豊かなテキスタイルの組み合わせが魅力です。上質で格調高いスタイルになります。

ベッドやデスクも有名ですが、チェアは優れたプロダクトです。有名デザイナーを数多く輩出されており、北欧家具の代表作として知られております。有機的であり自然を連想させる、森林資源が豊かな北欧の魅力を内在しているのです。

ベッドとは

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ベッドとは寝具のベースとなるフレームであり、古来は枯草や植物を敷いた地面にそのまま寝るキャンプスタイルでした。その後は動物の皮を敷いてカーペットにしたり、フェルトにした柔毛で寒さを防ぎクッション性を享受して就寝したことが減点になります。

現在のスタイルになったのは古代エジプト時代が起源だと伝えられており、今から3500年前のベッドの原形が遺跡から発見されたこともあるのです。蔦などの植物性の繊維を糸状にして束ねて、さらにロープ状に加工したもので木製フレームと一緒に作成されたモデルになります。現在使われているベッドと、機能面でも外見でも大差はありません。

ベッドを使うことで快適性は増加します。地面から床面を離すことで湿気がこもり難くなり、床面の下部に風が抜けることで通気性が向上するのです。人間は起床時だけではなく就寝時にもコップ半分程度の汗をかくと言われており、通気性の良さはそのまま快適性に繋がります。だからこそベッドの機能は床から離れていることが望ましく、フレームと床面の板で構成されていることが理想的なのです。

また地面と距離があることで害虫対策になり、安心して眠ることが出来るようになりました。衛生面や快適性だけではなく、空間作りにも付与している存在がベッドなのです。

ベッドの種類について

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ベッドの種類にはデザインと機能によって大別出来るモデルが複数あり、それぞれにメリットやデメリットがあります。さらにサイズを加えれば基本モデルでも数十種類のベッドがあることになり、デザインを加味すればさらに選択肢は増加するのです。自分のライフスタイルに適合したモデルを選び、単体ではなく部屋のサイズにマッチしているかどうかも重要な選択基準になります。

部屋に対してベッドのサイズが大きすぎると、強い圧迫感と寝室的な要素が高くなるのです。もしも多目的に使いたい場合には、雰囲気が損なわれることを覚えておいた方がいいかもしれません。テレビやパソコンを置いた勉強部屋やパーソナルスペースとして使いたかったのに、ベッドを置いたら自由に使うスペースがなくなってしまっては本末転倒になります。

部屋を有効活用したいのならばロフトベッドがおすすめです。ベッドは高所に設置されており、その下にフリースペースが存在しております。オプションでデスクや本棚を設置出来るので、空間を三次元的に活用出来るのです。反面就寝時には階段を上がる手間や、寝相が悪いと高所から落下する危険があるなどの使い勝手の特異さがあるのが、ロフトベッドのもう一つの側面になります。特性を事前に把握して納得の上で使うのならば、おすすめのベッドです。

ベッドの形状はどうなってるの?

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ベッドのレイアウトを大きく分けると、枕方向にはヘッドボードパーツがあります。サブフレームとして機能しており、デザイン的にも必要なパーツですが省力することも可能です。サイドフレームは骨格に該当する部分で、床面と脚を繋ぐパーツになります。重量を分散して骨格化するために頑丈な材質で作られているのが特徴です。

脚はいくつかの派生タイプがあり、床面から離れた構造のモデルはレッグタイプと呼ばれております。レッグタイプは床面から離れた構造をしており、シンプルながら寝具としての機能を最大限に発揮することが可能です。床から離すことでハウスダストを就寝時に吸ってしまう可能性を低減し、通気性にも優れているために寝苦しさも軽減してくれます。

反対に床板と床の離れていないローベッドタイプは、就寝時にストレスがなく寝起きが可能なので、高齢者や足の不自由な人に使いやすい構造です。デザインによっては収納を付けてあるモデルもあるので、寝具だけではなく収納の機能性もあります。ローベッドは床に近いことから圧迫感がなく、部屋を広く見せてくれる効果もあるのです。

基本的には前述したようにヘッドボード、サイドフレームと床板と脚でベッドは構成されております。派生モデルは収納部分や、各種オプションがありますので確認が必要です。

ベッドを選ぶときのポイント

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ベッドを選ぶ時のポイントはライフスタイルに合わせて、過不足のないモデルを選択することが理想的になります。ベッドはサイズもさながら高額なものは、数十万円からの価格がしますので正に大きな買い物です。失敗しないためには事前の調査が必要になります。

まずチェックしておきたいのがサイズ感です。部屋の大きさに対してベッドサイズは大き過ぎないか、デザイン的に適切なのか検討してみます。インテリア系の雑誌をチェックしたり、メーカーのサイトを訪問してイメージ画像をチェックしてみるのがおすすめです。以外にも洋風の部屋に和風のモダンなベッドが似合ったり、インテリアのアイデアをイメージしやすいなど部屋のコーディネートの役に立つ情報は少なくありません。

部屋のトーンや目指すべきスタイルも参考にして、例えば海辺に近いマリンスタイルを徹底してみたり、古いクラシックなビンテージインテリアを導入してみるなどの演出も面白いことです。メタルラック系やミルスペックミリタリー家具などを導入すれば、アメリカのガレージのような雰囲気を演出出来ます。

さまざまな方向性の中で万能的に似合うのが北欧スタイルの家具です。シンプルで主張が少なく、それでいて機能的なのでどんな方向性にもそつなくマッチするのが特徴になります。シンプルでありながら木目調のデザインなので、和やかに空間が空気ごと変わるような印象を与えてくれるのです。

使用人数に合わせて選ぶベッド

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ベッドはデザインや機能に絞っても数十種類の形式がありますが、サイズを加えればその数はさらに数倍に増加します。大きく分けるだけでもジュニアサイズからシングルベッド、セミダブルとダブルとクィーンとキングサイズ、さらに各サイズにはワイドが選べるメーカーもあるのです。こうした組み合わせは寝具に対する希望を叶えるためであり、体の大きな人には快適性をもたらせてくれます。

一人で使う場合には長身の人ではシングルサイズでは窮屈な場合があり、シングルサイズのロングワイドを選択した方がマッチしている場合もあるかもしれません。小さいと窮屈ですが大きい分には寝心地がスポイルされないのがベッドなのです。しかし部屋のサイズには限界があるために、インテリアの中でベッドが占める割合も重視しなくてはいけません。大き過ぎず小さ過ぎない適度な大きさが、やはり使いやすいサイズなのです。

夫婦や親子でベッドを使うのならば、ダブルサイズやキングサイズを検討するのもいいかもしれません。現在はスプリングが独立型になっているモデルも多数あり、隣に寝ていても衝撃を伝えにくい機能を搭載しているケースもあります。寝返りを打ったりしても、隣の人を起こさずに済むのです。忙しい現代人は就寝時にしか、ゆっくり会話が出来る時間がないかもしれません。そんな時にはこうした複数人数のベッドが最適なのです。

ベッドは寝るだけの存在ではありません。体を休めるリラックススポットなのです。

またインテリアとしても機能しており、北欧デザインのような自然調和のデザインを取り入れることで、心が休まります。家具選びは気持ちの良いリラックスした時間を過ごす上で、見逃せない選択なのです。